「冷え」は、思春期以降の女性の大半が抱えるともいわれる深刻な悩みです。命に関わるようなことが滅多にないため、西洋医学では病気として扱われていませんが、東洋医学では「万病のもと」ともいわれ、重要視されています。ただ寒いのとは違って、暖房の入った暖かい室内でも手足を冷たく感じたり、腰が冷えたりと、全身や部分的な冷えに悩まされます。冷えの原因には次の項で取り上げる、ホルモン分泌の乱れによる自律神経の失調や、ダイエットのための食事制限による栄養不足、代謝の低下、低血圧などの原因が考えられます。冷えは頭痛や肩こり、下痢など、さまざまな体の不調を引き起こすことが多いので、早めに対処することをおすすめします。高血圧は病状が重い、さまざまな病気を招くものとして積極治療対象となるのに比べ、低血圧は特別な場合を除くと、やはりあまり病気として扱われません。その点では冷えと同様で、低血圧は周囲の理解も得にくく、本人にとってはとてもつらい病気です。、心臓が収縮して血液を押し出すときの力が弱いために起こる場合と、心臓から送られてきた血液を末梢血管が送り返すときに、血管が拡張してしまって充分に収縮できないために起こる場合とがあります。前者は比較的若い人に多く、後者は高齢者に多く見られます。これらの低血圧の特徴としては、顔色が悪く、めまいや立ちくらみ、一肩こりが起きやすく、また、食欲不振朝なかなか起きられず午前中調子が悪いなどの症状が見られます。